分解してみると水濡れ反応!あらかじめ予防するためには?iPhone7/7Plus以降の、防水機能がある機種でも、水没の危険性はあります。注意点をまとめた記事です。
1.福岡市博多区山王からご来店のお客様
iPhone7/7Plusは今までのiPhoneになかった防水機能が搭載されました。そのため、おトイレにうっかり落としてしまったり、突然の雨に濡れてしまったりなど、以前までのiPhone機種のような水没修理依頼は無くなりました。しかし、iPhone7/7Plusが発売されて約1年程。最近になり、水に濡れたかもしれないといったお問合せがちらほらと見受けられるようになりました。今回博多区山王からご来店されたお客様も、お使いのiPhone7のタッチ反応が少し鈍いといった症状が発生し、心配になり当店へご相談に来られました。
2.お風呂場での使用が多く…
お客様は入浴時にiPhoneでの動画視聴等をよくされるそうで、特に水の中に落としたというわけではないそうですが、最近お風呂場で使用されている際に、急にタッチパネル操作に違和感を感じたそうです。特に画面にひび割れ等もなく、ぱっと見の外観上、特に水分が進入しそうな破損もありませんでしたが、念のため分解してみて内部を確認してほしいと、分解点検のご依頼を頂きました。
3.内部に水分が入り込む原因は
お客様のiPhoneを分解してみると、内部に微量な水分が浸入した形跡があり、水没シールも赤くにじんでいました。今回の水分進入の原因としては防水テープの劣化です。頻繁にお風呂場での使用が多かったため、それが徐々に防水テープの粘着を弱め、ついには水分が浸入してしまうほど劣化が進んでしまったという状態でした。水の中にぽちゃんと落ちてしまったわけではなかったのと、iPhoneの調子が悪くなってからお持ち頂いたのが早かったのもあり、今回のお客様は内部クリーニングのみで復旧しました。また新たに新品の防水テープも張りなおし、また使用できる状態のiPhoneになったためお客様も喜ばれていました。
まとめ.完全防水ではないため注意が必要
対策としては、iPhone7/7Plusは完全防水ではないため、水場での頻繁な使用はやはり避けるべきです。どうしてもお風呂場での使用をされたい方は防水ケースを使用されることがベストでしょう。防水テープの劣化は、その他落下等の衝撃でも進んでしまうため、日頃からやわらかいシリコンケース等でiPhoneを守ってあげることが重要です。