お使いのiPhoneが起動しなくなってしまい、お困りのお客様。当店ご来店後、起動できない原因を追求することになりました。
うんともすんとも言わなくなったiPhoneの修理
iPhone修理を行っている当店には毎日さまざまな種類のiPhone故障のお問い合わせがあります。
表面の画面ガラス割れの修理やボタン類の不具合修理など、だいたいの修理内容に当店は対応していますが、お客様が直るかどうか心配されるのがまったく起動しなくなったiPhoneです。
電源が入らないとiPhoneはデータ移行もできないため、なんとかデータを取り出したいというご依頼が多いです。
今回福岡市南区井尻からご来店されたお客様も電源が立ち上がらないという症状でご来店されました。

充電器の差込口の交換
起動しないiPhoneに関してはお客様から症状についてのヒアリングが重要なカギとなります。
充電ができなくなって、バッテリーの容量が空っぽになり、起動できなくなったという症状はほとんどの原因が充電器の差込口、ドックコネクター(ライトニングコネクター)です。ほこりやゴミがたまりやすい箇所なので、微量な水分を吸い込んでしまうと端子がサビてしまい、ショートしてしまう原因となります。
普段から爪楊枝や乾いた歯ブラシ等でこまめにクリーニングしてあげることで故障を未然に防ぐことができます。

バッテリー交換で起動することも
充電器に挿すと電池マークは出るけれど、電源が立ち上がらないという症状はバッテリーが原因であることが多いです。
iPhoneバッテリーの寿命は1年から1年半なので、それ以降の使用で充電の持ちが悪いなと感じていたらバッテリー劣化が考えられます。
具体的な症状としては、20%程電池残量があるのに電源が落ちてしまったり、劣化による膨張で画面が浮き上がってきたりすることが挙げられます。
特にバッテリー膨張は液晶パネル自体も痛めてしまうのでお早目の交換をおすすめ致します。

実は液晶表示不良
今回のお客様のiPhoneは、差込口とバッテリー、両方交換しても起動しませんでした。
そのためその他の可能性を疑い、フロントパネルを交換後、電源を立ち上げてみると見事アップルマークが表示されました。
お客様のもともとの液晶画面の裏側を確認すると微量の水分が入り込んでいたため、それが原因で表示不良を引き起こしていました。起動不可の症状も分解してみると実は表示不良ということも多くあります。

まとめ
今回の修理のように原因を一つ一つ追究していくことでiPhoneを復活させることが可能です。
一見修理が厳しそうなiPhoneでもあきらめずに当店へ持ち込んでいただければ、簡単に修理できてしまうこともよくあります。
お使いのiPhoneが壊れたときは、機種変更の前に一度ご近所のiPhone修理店へご相談ください^^